2011年11月25日金曜日

京は射精の表現 漢民族の生殖崇拝

「京」の原義は男の射精
後に高崇、大きな建物、都を表す
京は「高」や「膏」と同じ源を持つ。古代社会から華夏民族は生殖崇拝文化が支配的であった。性の感受の描写の文化である。

 甲骨文字の「京」という字は、上部は男性の生殖器の符号(上向きの矢印状)であり、下部は「内」となり、男性の両脚と中間の縦の線は男性の精液が下腹の腹腔から噴出する様を表示している。この男性の射精の描写は非常に感性的で、直観的である。甲骨文字の「京」という字では可視的に簡略化されている。
 しかし早くからこの意味では使われなくなったという。後世ではもっぱら「高崇」という意味に用いられ、さらにそこから引き出された意味として、「大きな建物」を表すものとして用いられて、今では国の都の意味に用いられている。
 
 さて、以上は唐漢氏の解釈であるが、我が国の白川静香博士はこの字は、戦いに敗れた敵兵の屍や首を埋めて、自分の街を外敵や病魔から守る一種のまじないの意味を込めた「凱旋門」だという。わが唐漢氏が習俗や社会発展に漢字の発展を見るのに対し、白川氏は漢字そのものが王侯のほぼ独占的なものであったという見地から漢字は占いや呪詛などの支配の道具として見ている。この両者の違いが漢字の成立の解釈の大きな違いを生む結果となっている。
 勿論私には両者の正否を判断する立場にもないし、その力量もない。
 ここでは両者の解釈を並列するだけであるが、一概にどちらが正しいといえないような気がする。

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