2012年3月5日月曜日

女の漢字:妊

「妊」:説文では「孕」なりと説明がある。「壬」は貫くという意味で、
女性が最初の性交を通して若妻になることを示している
  「妊」これは会意及び形声文字である。説文では「妊」即ち孕むことなりと云っている。
  女と壬から成り立ち、壬は声調を表す。
  図に示すように甲骨文字の任は右辺は女で左は「工」に似た「壬」である。「壬」は上古時代は、専らの意味を持っていた。
  このことから貫き通す、通過の意味である。女性が最初の性的接触を経て、若妻になったことを表示していると考える。


  金文の「妊」の字は左辺の「工」の字の中に一点が加わっている。小篆はこの点が長くなり今日の楷書になった。


  因みに白川博士はこの「工」という字を呪具で、古代では巫女や卜時に使っていたと推測している。これを呪具と見るか針のような工具とみるかは、文字学観にも係わる非常に重要な問題だと思う。


  女子と男子の交わりは受胎妊娠となる。為に妊の字は女性の懐妊を表している。即ち妊娠で妊の字は現代漢語では、この意味で使われ続けている。 

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメントを残して戴くようお願いします。個々に対応させていただきます。